この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
迷路・・・Ver.K
第10章 誘惑
スタジオのドアを開けると



「おはようございます」

「うぃ~~っす」




いつもの声が聞こえた




「おぅ、おはよ

わりぃ、ちょっと遅くなった」




朝一で
打ち合わせの予定だったが
俺はちょっと
遅れていた




「すぐ始めますか?」



ユウヤが
時計を気にしながら
俺に聞く



「そうだな

とりあえず
打ち合わせだけやっちまおうか

マシロ、コーヒー
あっちに持ってきてくれ」




「わかりました」




ユウヤが打ち合わせ室の
ドアをあけ
俺を部屋に通すと

その瞬間




また



ユウヤから
酒の匂いがした





レイと・・飲んでたのか・・




そんな
嫉妬めいた憶測が
頭にうかび



やるせない



つまらない
勝手な憶測に

軽い
ショックを受けつつ



ユウヤが
持ってきてくれた
灰皿を受け取り


ふと


ユウヤを見る







首元に

・・・キスマーク





ユウヤは
俺につけたがったが

俺が
つけることは
ほとんどなかった


不規則な形のアザが




俺の
気分を悪くした







昨日

ユウヤが居たような気がして

また

ユウヤが戻ってきたような
そんな気がしていたのに





ユウヤは





今日も

俺を
遠ざけるような
痕跡ばかりを
見せつけていた




/290ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ