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迷路・・・Ver.K
第11章 涙の理由

さっきまで
重かった瞼は

いつの間にか
軽くなっていた


多少

酔ってる感はあるが



そうでもない




俺は
トイレのドアの前に立ち


溜息をもらした






お前は
いつの間に
俺の中に
住みついたんだよ



お前は



いつの間に・・ユウヤ・・






”gggg・・・”






ん?



その時

玄関の
ドアの辺りから


妙な音が聞こえた





鍵?





鍵を刺すような・・・音







鍵・・・





ココの鍵を持ってるのは






俺と

マシロと









・・・・ユウヤ






ユウヤ…?
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