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迷路・・・Ver.K
第11章 涙の理由

ユウヤが



ユウヤが
来たのかもしれない


そう思った瞬間から
俺の胸が高鳴り

思わず




涙が出そうになった





待ってたんだ

ユウ・・






い、いや


ちょっと待て




だったら



だったら
なんで

鍵を開けて
ドアを開けないんだ




鍵の音がしてから
時間がたっても
ドアは

開かない



鍵も





施錠されたまま。






俺は



足音を殺しながら
玄関に近づいた








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