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迷路・・・Ver.K
第11章 涙の理由
みんな?
みんなって
マシロ・・とか?
唐突な質問に
一瞬言葉につまった
ユウヤに
側にいて欲しい
ユウヤが好きだ
たまらなく
好きだ
それは
間違いない
ユウヤの言う通り
ほんとうに
俺のことが好きなら
ユウヤを
俺のものにしたい
でも急に
そんなこと・・・
どうしたんだよ、ユウヤ
「神島さん
俺は・・いいよ
俺は
男と付き合ってるって
知られても
全然いい
神島さんと
いられるなら
そんなこと
どうでもいいんだ」
「ユウヤ」
「だめ?
・・ねぇ神島さん
だめ?
神島さんは
知られたらだめ?」
ユウヤが
俺の肩を持ち
俺を揺らす
その
手には
痛いほど力が入ってて
ユウヤが
熱くなってんのが
分かった
「落ち着け、ユウヤ」
「ダメなの?
だめ?
ねぇ、神島さん、だめ?」
「ユウヤっ
落ち着けって!」
俺の肩をつかむ
ユウヤの手を払いのけると
ユウヤは
ふらふらと
椅子に腰を下ろし
また
背中をまるくした
「・・ごめん・・
・・・今の・・・忘れて・・」
みんなって
マシロ・・とか?
唐突な質問に
一瞬言葉につまった
ユウヤに
側にいて欲しい
ユウヤが好きだ
たまらなく
好きだ
それは
間違いない
ユウヤの言う通り
ほんとうに
俺のことが好きなら
ユウヤを
俺のものにしたい
でも急に
そんなこと・・・
どうしたんだよ、ユウヤ
「神島さん
俺は・・いいよ
俺は
男と付き合ってるって
知られても
全然いい
神島さんと
いられるなら
そんなこと
どうでもいいんだ」
「ユウヤ」
「だめ?
・・ねぇ神島さん
だめ?
神島さんは
知られたらだめ?」
ユウヤが
俺の肩を持ち
俺を揺らす
その
手には
痛いほど力が入ってて
ユウヤが
熱くなってんのが
分かった
「落ち着け、ユウヤ」
「ダメなの?
だめ?
ねぇ、神島さん、だめ?」
「ユウヤっ
落ち着けって!」
俺の肩をつかむ
ユウヤの手を払いのけると
ユウヤは
ふらふらと
椅子に腰を下ろし
また
背中をまるくした
「・・ごめん・・
・・・今の・・・忘れて・・」