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迷路・・・Ver.K
第3章 マシロ
恥ずかしくなったのか

どうしたらいいか
分からなくなったのか



真っ直ぐカメラを見ていた
マシロが

レンズから
目線を外した



カシャン
ピピピピ・・・



目線を外した
マシロの瞳に
シャッターを切って


俺は


我に返った






何やってんだ?俺





カメラから
目線をはずして

直接
マシロを見ると


シャツの
裾の方を
ぎゅっと握ったまま
箱の上に立ち尽くす


マシロがいた





頭上にいる
俺の方に
顔は向けていたが


もう

目線は外していた





「マシロ?」




「は、はい・・」




「左だな」




「え?」




「お前、右の方が
エラでてっから

写真撮ってもらう時は
左、向け

ちっとは
綺麗に映るぜ?」






「あ・・・はい・・


でも・・


写真は・・・
あんまり好きじゃないから・・」






いつもの
クールな
イメージと違う

マシロの
弱い表情が見えた瞬間


俺は
また


カメラを覗いた







撮りたい





急に
シャッターを
切りたくなった





でも
さすがに

シャッターを

切ることはできなかった






そんな

妙な空気の中






俺は






心の中で








シャッターを切った






”カシャン”


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