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執事とお嬢様の禁断の模様
第7章 終わりと始まり




「わ、私、そんな覚えは……っ!」





 必死で違うと言い張る菜摘先生。



 そんな先生を2人の警察官は、冷めた目で見ていた。





 なんで、ここに警察の人が……?




 私が先生に脅されているのは、
誰にも知られてないはず……





 それに脅迫はわかるけど、文書偽造の罪……?





 先生、他にもなにかやってたんだ…






 まだいきなり過ぎて、
なにが起こっているかわからない。



 順に頭の中で物事を整理していると、
菜摘先生がものすごい形相で私を睨んできた。





「っ……!!」



 私は怖くて一瞬ビクつく。


 が、先生の表情にはすでに素が出てしまっていた。





「あんた、もしかして警察に連絡して……!!」

「っ…?! ちがっ…やってな……」




 私はなにも知らないのに……!












「菜摘先生…妃奈浬お嬢様はなにもやっておりません」



「っ……?!」







 ドクンッ…





 聞き覚えのある声と口調に、胸が高鳴る。





 もしかして……





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