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執事とお嬢様の禁断の模様
第7章 終わりと始まり
「ごちそう様でした」
お弁当を食べ終わって手を合わせる沙耶香。
「あの…沙耶香」
すかさず話し掛ける私。
「ん?」
沙耶香は機嫌がよさそうに微笑んでいる。
「沙耶香、私今まで誰にも言えなかったことが
あったんだけど……聞いてくれる?」
ちらっと横目で沙耶香を見ながら問う。
沙耶香は一瞬驚いた顔をしたが
すぐににっこり笑って「もちろん」と返事を返してくれた。
私は「ありがとう」と返してから、
今までのことを包み隠さず話した。