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執事とお嬢様の禁断の模様
第8章 最後に……



「最後に……

 本気で抱いてもよろしいですか?」



「っ……」






私は迷うことなくうなずいた。



秀一は軽々と私を横抱きし、ベッドへと向かう。









トサ…




秀一は私を優しくベッドに降ろしたあと、
私の右手を取って柔らかくキスをした。



そして私を離すまいとした瞳でじっと見つめる。






「今日は…惜しみなくあなたを愛します。

 ちゃんと、男として……」


「っ……」





私も秀一を見つめながら、コクンとうなずく。





私も、今日は秀一をちゃんと愛そうと決めた。




今日は、ちゃんと秀一と向き合いたい……





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