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執事とお嬢様の禁断の模様
第3章 私を見て
私はふとすぐ横にある姿見を見た。
そしてなんとなくバスローブの紐に手をかけ、ゆっくりと、紐を解く。
シュル…
肩からバスローブを脱いでいき、最後に右袖を右腕から抜いた。
パサッ
軽い音を立ててバスローブが床に落ちた。
今私は、一糸まとわぬ姿で姿見の前にいる。
短い顔に丸く大きい瞳。それに小さい口と鼻。
一応、愛嬌がある顔立ちなんだろうか……
多分、美人にはほど遠いけれど、整ってはいるんだろう。
自分でも肌は綺麗な方だと思うし、長いふわふわの茶色い髪も、
菜摘先生に負けていないとは思う。
私は姿見の前でゆっくりと回ってみた。
でも、胸は…申し訳程度に少しついているだけ。
お尻も小さめだ。
ウエストも細いほうだとは思うが、胸やお尻が大きくないため、
バランス的にはあまり細く見えない。
アソコは…よくわからないけど……
目を伏せて、ため息を吐く私。
やっぱり自信なんか、持てないよ……。私、なんのとりえもないもの…
そのまま色々考えながら姿見の前でぼぅっとしていると、
ドアをノックする音が聞こえた。