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執事とお嬢様の禁断の模様
第12章 未来へ

「ねぇ沙耶香…ところで沙耶香は今何ヶ月くらいなの?」
「っっ……!!」
聞いた途端、沙耶香の顔が真っ赤に染まる。
それにつられるように、孝博さんの顔も赤く染まった。
変わってない…
私はおかしくて思わず声に出して笑ってしまった。
「っふふ…2人して、ゆでだこみたい……!」
「そ、そんなこと…っ」
あくまで否定する沙耶香に、また笑いが込み上げる。
沙耶香はうつむいたまま、ぼそりと「4ヶ月…」と言った。
「4ヶ月…確かに言われてみればお腹が出てきたかも。
もうつわりは収まってきたかもしれないけど、無理しないでね。
辛いときはお仕事休んでもいいから…赤ちゃんのこと第一に考えて」
「う、うん」
未だ顔を赤くしたまま、コクコクとうつむきながらうなずく沙耶香。
なんか私が沙耶香に教えてるのって変な感じ…

