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執事とお嬢様の禁断の模様
第12章 未来へ

「…妃奈浬は、妊娠中なので…」
「え……っ」
秀一の言葉に、呆気にとられる沙耶香。
秀一、意外とあっさり言っちゃった…
思わず顔が赤くなる私。
「えっ…今、どのくらい?」
「うん、2ヶ月くらいかな」
すぐに気を取り直した沙耶香に呆れつつ答えると、
沙耶香は手を合わせてわぁっと歓喜の声を上げた。
「じゃあ、伊織くんにも妹か弟ができるんだ。おめでとうっ」
「そうなの…ちょっと恥ずかしいけど、嬉しい。ありがとう」
ふふっと笑い合ってから、私は沙耶香に聞きたかったことを思い出した。

