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執事とお嬢様の禁断の模様
第3章 私を見て

「ぁっ…恥ずかしい…」

「恥じることなどありませんよ…とても、綺麗です…」

「っ…あっ…」



 浅葱の言葉にも、アソコが反応してしまう。


 浅葱は中から指を抜いて、私の愛液がたっぷり絡んだ指を舐めた。


 浅葱の行動にアソコが微かに痙攣してしまったのもあり、自分の顔に熱が集まる。



「ぁっ…そ、そんなっ…やめてっ…」

「…美味しいですよ?」

「だからっ…そういうこと言わ…あっ」



 浅葱は私を優しく押し倒した。


 その男を感じさせる瞳に、思わずドキッとする。



「…もう、よろしいですか?」

「……っ」



 いくら無知な私だって、その意味くらいはわかる。

 私はコクリとうなずいた。


「……しゅう、いち」

「…?」

「私、2人きりのときは秀一って呼ぶから……あさ…秀一も、妃奈浬って、呼んで」

「………」

「……ダメ?」



 私がドキドキしながら返答を待つと、秀一はフッと優しく笑って、
私の頬と髪に手を絡ませた。



「…かしこまりました。…妃奈浬」

「…っっ~…!!」


 自分で言ったとはいえ秀一に呼び捨てにされて、心臓が飛び出そうになる。

 名前でさえも呼ばれることは少ないのに、いきなり呼び捨ては…やっぱり刺激が強すぎる。



「だ、ダメ……やっぱり、無理…」

「無理?」

「だって……好きな人に呼び捨てにされるんだよ? 息苦しいし……
心臓もたないよ……」

「…っ……」


 秀一はまた少し苦しそうに顔を歪めて、私の唇を指でなぞった。



「妃奈浬にとって…心臓がもたないことは、幸せですか?」

「…っ…?!」



 秀一の唐突な質問。


 呼び捨てにされたことに、顔に熱が集まるのがわかった。



「…こういうふうに、秀一にドキドキしてるなら……」

「…してるなら?」


 私が口ごもると、秀一は私の言葉を促すように声をかけた。



「……幸せ」


 少しの沈黙のあと、私はぼぅっと秀一の顔を見ながら、言った。

 秀一は優しく微笑む。


 その笑顔にも鼓動が早くなる。



「では…心臓がもたなくても、構いませんね」

「……え?」

「もっと私を…意識してください」

「……っ…」



 そう言って秀一は私の口を唇でふさいだ。


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