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執事とお嬢様の禁断の模様
第3章 私を見て
「…全部、収まりましたよ…」
秀一は安堵したように息を吐く。
私はというと、まだ秀一と繋がれたという真実を前にして、いまだ夢見心地でいた。
私の中に、秀一が入ってる……
私の身体は、もう秀一のもなのだ。
「……っ…」
「! 妃奈浬…?!」
またもや私の目に涙がにじむ。
秀一は困惑しているようだ。
「違うの…嬉しくて……」
「…妃奈浬……」
「ねぇ秀一…ぎゅって…して」
「かしこまりました…」
秀一は覆いかぶさったまま、私を優しく抱き締めた。
私も秀一の背中に腕を回した。
秀一に触れて安堵したせいか、更に涙がにじんで目尻からしずくが落ちる。
「…よかった…嬉しい…」
「妃奈浬……」
秀一は私の手やら唇やら額やらにキスを落とした。
柔らかな唇の感触が気持ちいい。
私は秀一が顔を上げたときに、
「秀一…大好き…――」
と言って微笑んだ。
「…っ…!」
顔を赤くする秀一。
なぜか秀一の男根が私の中で膨らんだ気がした。
「…あまり、煽らないでください…」
「…っ…煽ってなんかないよ…んっ…」
秀一は私の口を自分の唇でふさいだ。
舌も侵入してくる。
「んっ…んんっ…はぁ…」
秀一は口を解放すると、なにかを我慢するように顔を歪めた。
顔がくっつきそうなくらい、顔が近い。