この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
執事とお嬢様の禁断の模様
第4章 更なる山道

ゴッ…
「ぐぁっ…」
? 今の音…なに…?
私はぎゅっと閉じていた目を、見開いた。
すると秀一が、その人の胸ぐらをつかんでいる光景が目に入った。
っ…しゅう…いち…
来てくれた……
涙がにじんできて、目の前が歪む。
どうやらさっきの音は、秀一が私を襲った人を殴った音だったらしい。
秀一はその人の胸ぐらをつかみながら、ものすごい剣幕で睨みつけた。
「……妃奈浬お嬢様になにをしてる…?」
「ひっ…ひぃいっ…おっ、お嬢様ぁっ…?」
その人はおびえながら恐る恐るといった感じで私をちらっと見た。
反射的に、私の身体がビクッと反応する。
私がビクついたのがわかったのか、秀一はその人の胸ぐらをつかみながら一度激しく揺らし、自分の方を向かせた。
「その汚い目でお嬢様を見るな…」
「ひっ…ゆっ…許して…」
「今度やったら、ただじゃおかんぞ…?」
「はひぃっ…」
その人は抵抗もせずにただおびえている。
秀一は手際よくその人の男根をしまい、動けないよう縄で縛り、更に手錠をかけた。

