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第1章 口

「ひぃ・・・・」

朝起きたら、隣に超イケメンが寝ていた。
マジでびっくりしました。

何で？何で？
え？え？え？

私、昨日酔ったまま
お持ち帰りしちゃった？

うそ！

でも、ここは紛れもなく私の部屋で
ここの家主は私で・・・

ということは
お持ち帰りされたのは
私じゃなくて このイケメンだってこと？

よくドラマなんかで見るのは朝起きたら「知らない部屋」だけど。
私の場合は紛れもなく「私の部屋」で
お持ち帰り「された」のではなく
どうやら私がお持ち帰り「した」らしい。

それにしてもイケメンだ・・・
私は酔っても面食いらしい・・・

私が２７年生きてきて 見てきた男の中で
１番といっても過言ではない
イケメンが現実の生き物か信じられなくて
そっと、頬に手をはわせた・・・

「照れるんですけど・・・優衣ちゃん」