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キスマーク
第3章 の
でも。
仕事を手早く終わらせて素直に横浜にある、しずかの会社まで来てしまう
自分がにくい・・・
だって・・・
しずか、超イケメンなんだもん。
いや。そんなこと言い訳にならないけどさ。
それでも、なんとなくこのまま仕事だけの関係で終わりたくなくて。
しずかの会社のエントランスから、メールをした
─────
着いた
─────
可愛くもない、ただそれだけのメールを送る。
もっと時間がかかるかな、と思ったけど
10分もしないで しずかはエントランスに現れた。
「お待たせ。俺の行きつけでいいよな?」
と、歩き出した。
いくら手早く片づけたと言ってもすでに19時を過ぎた受付は
受付嬢も姿はなく、
ちらほらと帰る社員とすれ違う。
背が高く、がっちりとした体格のしずかはとても目立っていて
そんなしずかと一緒にいる私を「だれ?」なんて
言っているであろう話し声が小さく聞こえる。
エントランスになんか入ってくるんじゃなかった。
そう思った私を見透かしたように
「置いてくぞ」
と恥ずかしげもなく手をつなぎ、
女性社員が発した小さい驚きは聞こえないかのように
私を会社の外に連れ出した。
仕事を手早く終わらせて素直に横浜にある、しずかの会社まで来てしまう
自分がにくい・・・
だって・・・
しずか、超イケメンなんだもん。
いや。そんなこと言い訳にならないけどさ。
それでも、なんとなくこのまま仕事だけの関係で終わりたくなくて。
しずかの会社のエントランスから、メールをした
─────
着いた
─────
可愛くもない、ただそれだけのメールを送る。
もっと時間がかかるかな、と思ったけど
10分もしないで しずかはエントランスに現れた。
「お待たせ。俺の行きつけでいいよな?」
と、歩き出した。
いくら手早く片づけたと言ってもすでに19時を過ぎた受付は
受付嬢も姿はなく、
ちらほらと帰る社員とすれ違う。
背が高く、がっちりとした体格のしずかはとても目立っていて
そんなしずかと一緒にいる私を「だれ?」なんて
言っているであろう話し声が小さく聞こえる。
エントランスになんか入ってくるんじゃなかった。
そう思った私を見透かしたように
「置いてくぞ」
と恥ずかしげもなく手をつなぎ、
女性社員が発した小さい驚きは聞こえないかのように
私を会社の外に連れ出した。