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キスマーク
第5章 ス
しずかの指が私の1番感じるところをかすめた。
「あぁ・・ぁ・・・っ」
「ね。すごい濡れてる。 自分でもわかるか?
俺の指を待ってたみてぇ」

「はぁぁ・・・・んっっぁ」

しずかの言うとおり。
私はしずかの指を待っていたんだと思った。

それは、昨日今日の話じゃなくて
オンナとして目覚めてからずっと・・・
私はこのオトコを待っていたんだ。

そう思えるほど、私の身体はしずかを欲した。

優しい指とは間逆に 今度は指を抜いた後しずかが荒々しく入ってきた。

「ぁふっ。。。んあぁぁ・・・ぃやぁぁ・・・」
「いや・・・じゃ、ねーだろ?
気持ちイイって言えよ。優衣・・・優衣っ」

いやじゃない、よ・・・
でも、ぁ・・

夢の中を漂うように 上下がわからなくなる

私の背中が ベッドのはずだけど。
そんな論理はとっくに忘れていて
私自身が宙に浮く・・・

自分の居場所が分からなくなって
どこにも行けないようにしずかの首にしがみついた。

「しず・・・かっっ」
「ん?」

息を浅くして、名前を呼べば
それこそ優しい声で私を抱きしめる。






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