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キスマーク
第5章 ス
「恥ずかしがらなくていいから。
昨日、そのまましただろ。思い出させてやる。
昨日、俺たちがどんだけ感じたか。
昨日、俺たちがどんだけ一体だったか・・・
思い出させてやる。今日のセックスは忘れんなよ」

そう言うとしずかは官能的なキスを私にした。
しずかの指が私の身体中をまさぐる。
指先が私を震わせる。
私は立っている感覚がなくなって
しずかに寄りかかった。

しずかはそんな私をゆっくりとベッドに横たえて
着ている物をもどかしげに、文字通り剥ぎ取った。

「昨日も思ったけど。すごくきれいだ」

恥ずかしげもなく私を翻弄させる言葉を
いとも簡単に耳元でつぶやく。

乳首を触られて片方をもどかしげに吸われる。

「ん。いゃぁ」
「ヤじゃねーだろ。昨日を思い出せ」

一つ一つの行為が。
一本一本の指が。

昨日の俺たちを思い出せと迫ってくる。






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