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第13章 ふたりがいた…今

　…抜くよ…


兄がキスをしながら
私の中からﾍﾟﾆｽを
ゆっくりと抜いた

兄のキスに紛れて…
それでも少しの痛み


　…疲れただろ…


兄の優しさが本当に
嬉しくてたまらなかった

兄が私から身体を離した


　…あっ…


私の股間を見て
慌てたように私を見る


　…ちょっと 待ってろな…


兄が服を慌てて着る

畳みの上に
兄が私の中で
果てた証のｺﾞﾑが…


　…あ…


　…すぐに戻るから…


　…一人になりたくない…


　…今日は朝まで
　　　一緒にいよう
　　　だから…待ってろ…


兄が部屋をでる