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第7章 歪なルール

兄を思いやったｷｽではない

自分の衝動でもない


兄の中の揺るがないﾙｰﾙ
歪んだﾙｰﾙ

壊してやる

兄の理性を崩壊して
男の感情を剥き出しにしてやる

私の中の暗闇の感情が
兄の唇に優しく…優しく…

悟られないように…

弱々しく…


何度も唇を重ねた


『お兄ちゃん…私…』

『もういいよ…でも…最後までは…ごめんな…』

『わかってる…それでいい』




今は…それでいいよ
お兄ちゃん…