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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第12章 第一部・第三話 【月戀桜~つきこいざくら~】 十六夜の月
 瓦屋根は傾き、壁も半ば剝がれ落ち、辛うじて建物の形をとどめているにすぎない代物だった。かつてはちゃんと住職がいて寺を維持していたのだろうが、既に完全に時の流れの底に沈んでしまっている。
 愕くべきことに、荒れ果てた御堂からは、かすかに灯りが洩れていた。それが中に人のいることを伝えている。ここまで荒れ果てた廃寺に深夜、集まる人々、どう考えてもそこで尋常なことが行われているとは思えず、栄佐がこんな場所に来たことだけで小紅ははや相当の打撃を受けていた。
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