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魅惑的な指先
第3章 車内に響く、音と吐息

「上においで。気持ち良くしてあげるから。」
そう言った理人さんは、私の腰に腕を回して自分の膝上に私を乗せて愛撫を続ける。
私の首筋にキスを落としながら太股に手をかけて、ゆっくりと焦らすように広げていった。
太股の内側を撫でて軽くつまんでみたり、Vラインに沿って指を滑らせる。
さっきまで触れていた敏感な部分の熱が覚めやらなくて、早く触れて欲しいとさえ感じていた私自身に驚きを隠せなかった。
振り返り様に唇を重ねる私は、まるで餌のおねだりをする猫のようだ。
そんな私に答えるように舌を絡めた理人さんは、クスクスと笑いながら話し出した。
「同じ場所の刺激は、3分を超えると鈍るらしい。
だから…ゆっくり焦らしてあげる。」
その台詞に、私の鼓動はドクンと跳ね上がった。

