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マネキンなカノジョ
第2章 カノジョとランジェリー
何の気無しに、左手を股間へと伸ばす。
「…んっ…」
指先が薄い陰毛の上を滑り、ワレメに触れると、思わず眉根が寄って微かに声が溢れる。
「…えっ…?」
指先に感じた湿り気に動揺の声が出た。
…きっと…シャワー浴びたばっかだから………
そう思いたくても、顔に近付けた左手の指先には、明らかに水とは違う液体が付着していた。
…きっと…あんな物まで買わされたから………
ガラステーブルに置いた、下着が入った紙袋とは別の紙袋を見る。
店の男に、半ば強引に半額以下で買わされた物。
中を見なくても、何が入っているか分かっている。
あの店のガラスカウンターに陳列されていた、物珍しくて思わず見詰めていた物。
黒くて無数に突起が付いたバイブに、やたらと凸凹しているピンク色のバイブ。そして、五、六個の半透明な玉が連なったアナルビーズに、黒光りしたアナルプラグ。
…あんなにあっても……
使う事なんて無いのに………
そう思っても、次の瞬間にはイヤらしい下着を着けて、バイブを使いながら乱れ様を思い浮かべてしまう。
「…もう一回……シャワー浴びよ………」
ベッドから起き上がり、煩悩を振り払うように頭を軽く振る。
カラダに巻き付けたバスタオルと、頭のタオルを剥ぎ取ると浴室へと向かった。
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