この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
マネキンなカノジョ
第2章 カノジョとランジェリー
 
「橘くん、これも頼むよ」

「分かりました」

 上司に渡された手書きのメモをカタカタと打ち込む。

「橘くん、これもいいかな?」

「分かりました」

「明日香ちゃん、ついでにこれも」

「良いですよ」

 気付いたら、手元には十数枚のメモが溜まっていた。

「橘くん、いつも悪いねぇ」

 本心では無いと分かる上司の言葉。

「仕事ですから」

 いつも通りの上司の感情が籠もっていない言葉に、いつも通りの返事をする。

「明日香ぁ…。あんまり、はいはい言っちゃダメよぉ?」

 隣の席に座る同期の女の娘が、呆れた表情を見せてくる。

「仕事だし、無理はしてないから」

「そうじゃなくてぇ。何でも言う事聞いてたら、図に乗られるだけだってぇ」

 笑みを浮かべて返答すると、余計呆れた表情を見せられる。

「はぁ……。何回言ってもダメだから、分かってるんだけどぉ…。 その性格、治せるなら治さないと……」

 そう言った彼女は『ま、無理だろうけどね』と最後に呟くと、自分の机に向き直った。


…この性格……
ダメ……なのかなぁ………


 小首を傾げながらも、再びキーボードを叩き始める。
/201ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ