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狂人、淫獣を作る
第1章 獲物
――童貞捨てる願望すっ飛ばしてSM妄想してたのか?
――女体にさえ慣れてねえくせに、分相応ってもんがあんだろうが……!
――第一惚れたってだけで女が必ずSMを受け入れると思ってんのか?
ゆっくり頭を上げた後藤の顔は、ほほ笑んでいた。
「ジュン……そういうことなら任せろ。俺がSMのイロハをバッチリ教えてやるよ」
「ほ、ほ、本当!?」
「俺が師匠で良かっただろ?」
野田は子供のように笑顔で何度も何度も首を縦に振った。
「よし……じゃあまずは彼女の写真を送れ……俺ほどのベテランになりゃ、写真見ただけでどう調教してやればうまく行くかすぐ分かる」
「え……し、写真はまずいんじゃないかな……」
――すでにやばいモンに手を出してるやつが何言ってやがる……
「いいからその女の写真送れ! なあジュン……高校の頃、俺の言う通りにしてうまく行かなかったことがあったか?」
「そ、そうだね……分かった、今晩送るよ、必ず!」
「ハメ撮りは?」
「え、え? それはさすがに断られるよ……」
「これから調教しようって気概を持つ男が、ハメ撮りすらしてねえのか? 先が思いやられるぞ? 甘い。そんなことで何ができると思ってんだ? 彼女はジュンのことが好きなんだろ? 写真を大事な宝物にするんだとか、彼女が喜ぶように持ち上げて安心させれば難しくない話だ!」
「わ、わ、分かった、今晩は無理だけど、あ、明日でもいいかな? 必ず送るよ!」
後藤はほほ笑んでうなずいた。
そうして後藤たちは再び仮面をかぶり、真紅の異世界空間へと戻っていった。
――女体にさえ慣れてねえくせに、分相応ってもんがあんだろうが……!
――第一惚れたってだけで女が必ずSMを受け入れると思ってんのか?
ゆっくり頭を上げた後藤の顔は、ほほ笑んでいた。
「ジュン……そういうことなら任せろ。俺がSMのイロハをバッチリ教えてやるよ」
「ほ、ほ、本当!?」
「俺が師匠で良かっただろ?」
野田は子供のように笑顔で何度も何度も首を縦に振った。
「よし……じゃあまずは彼女の写真を送れ……俺ほどのベテランになりゃ、写真見ただけでどう調教してやればうまく行くかすぐ分かる」
「え……し、写真はまずいんじゃないかな……」
――すでにやばいモンに手を出してるやつが何言ってやがる……
「いいからその女の写真送れ! なあジュン……高校の頃、俺の言う通りにしてうまく行かなかったことがあったか?」
「そ、そうだね……分かった、今晩送るよ、必ず!」
「ハメ撮りは?」
「え、え? それはさすがに断られるよ……」
「これから調教しようって気概を持つ男が、ハメ撮りすらしてねえのか? 先が思いやられるぞ? 甘い。そんなことで何ができると思ってんだ? 彼女はジュンのことが好きなんだろ? 写真を大事な宝物にするんだとか、彼女が喜ぶように持ち上げて安心させれば難しくない話だ!」
「わ、わ、分かった、今晩は無理だけど、あ、明日でもいいかな? 必ず送るよ!」
後藤はほほ笑んでうなずいた。
そうして後藤たちは再び仮面をかぶり、真紅の異世界空間へと戻っていった。