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俺の妹
第34章 本当の兄弟、本当の姉妹
「母さんは悩みに悩んで決断した。
安西さんのご主人の提案にのろうって。
そして、俺に連絡してきたんだ」
「すぐに……了解したのかよ?」
俺は疑問だったことを聞いた。
取り違えのことを知っていたなら取り返すことだって出来たはずだ。
「もちろん」
父さんはすぐに答えた。
「俺の愛した人が、育てたいと思った子なら
俺もその子を自分の子として育てられると思ったからね」
父さんは奈都、安西、そして椎奈と俺をぐるりと見て言った。
「パパ……」
奈都はそのまま涙をこぼした。
「決して、聡くんを捨てたとも思ってない
聡くんが、安西さんと椎奈ちゃんを守ってくれると信じてた」
そう言って安西を見た。
「立派に育ったね、ありがとう」
父さんは安西の頭を撫でる。
安西も下を向き歯を食いしばりながら涙を流した。
安西さんのご主人の提案にのろうって。
そして、俺に連絡してきたんだ」
「すぐに……了解したのかよ?」
俺は疑問だったことを聞いた。
取り違えのことを知っていたなら取り返すことだって出来たはずだ。
「もちろん」
父さんはすぐに答えた。
「俺の愛した人が、育てたいと思った子なら
俺もその子を自分の子として育てられると思ったからね」
父さんは奈都、安西、そして椎奈と俺をぐるりと見て言った。
「パパ……」
奈都はそのまま涙をこぼした。
「決して、聡くんを捨てたとも思ってない
聡くんが、安西さんと椎奈ちゃんを守ってくれると信じてた」
そう言って安西を見た。
「立派に育ったね、ありがとう」
父さんは安西の頭を撫でる。
安西も下を向き歯を食いしばりながら涙を流した。