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俺の妹
第35章 最愛の人
奈都を後ろから抱きしめて、左手同士で指を絡める。
「どれにするか決めた?」
耳元に唇を近づけ囁くと、ぴくっと肩を震わせる。
「こ…これ……かな……」
うなじまで真っ赤にさせて奈都は答えた。
可愛いなぁ………
「了解」
いかにも好きそうなピンクの部屋のパネルのボタンを押して、そのうなじに軽く口付ける。
今日は奈都の誕生日。
俺たちは少し離れた場所にあるラブホテルに来ていた。
そのままエレベーターに乗り、ブラックライトに照らされながら部屋に向かう。