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秘密授業
第2章 始まりは些細なこと

「どぉしたの?隆君?」
てとてとと、前に歩く隆の
後を追う。
遡(さかのぼ)ること5分前
ーーー
「ねぇねぇ!リリちゃん。
リリちゃんの幼馴染みの隆君
かっこいいよねぇ…」
「へ?!え…あぁ…そ、だね…」
私は隆君が好き。
この気持ちに気づくのには時間が
かかった。
だけど親友のミミちゃんも
隆君が好きらしい。
けしてミミちゃんの前では
好きな素振りを見せてはいけない。
「ーーおい。」
この声…
「あー隆君!」
「よぉミミちゃん。リリ居るか?」
私…?
ドキン
心臓が跳ねた気がした。
「ムウッ…リリちゃんー?」
「あ、は、はーい!」
ガタタッ
「キャッ!!」
椅子に躓いて転けそうになったとき、
「あぶねぇっ!」
ドサっ
「大丈夫か?」
ニカッと白い歯を見せて
笑う、左目の下の泣き黒子(ほくろ)
が格好いいこの男の子は
間実祐吾(はざみゆうご)。
この子も私の幼馴染み。
なぜか隆君とは仲が悪い。
「あ…ゆー君ありがとう。」
なぜか最近ゆー君にも
ドキドキして体が赤くなる。
それは最近サッカーをやりはじめて
ゆー君の体がたくましくなったり
日焼けして大人っぽくなったからなのかな?
てとてとと、前に歩く隆の
後を追う。
遡(さかのぼ)ること5分前
ーーー
「ねぇねぇ!リリちゃん。
リリちゃんの幼馴染みの隆君
かっこいいよねぇ…」
「へ?!え…あぁ…そ、だね…」
私は隆君が好き。
この気持ちに気づくのには時間が
かかった。
だけど親友のミミちゃんも
隆君が好きらしい。
けしてミミちゃんの前では
好きな素振りを見せてはいけない。
「ーーおい。」
この声…
「あー隆君!」
「よぉミミちゃん。リリ居るか?」
私…?
ドキン
心臓が跳ねた気がした。
「ムウッ…リリちゃんー?」
「あ、は、はーい!」
ガタタッ
「キャッ!!」
椅子に躓いて転けそうになったとき、
「あぶねぇっ!」
ドサっ
「大丈夫か?」
ニカッと白い歯を見せて
笑う、左目の下の泣き黒子(ほくろ)
が格好いいこの男の子は
間実祐吾(はざみゆうご)。
この子も私の幼馴染み。
なぜか隆君とは仲が悪い。
「あ…ゆー君ありがとう。」
なぜか最近ゆー君にも
ドキドキして体が赤くなる。
それは最近サッカーをやりはじめて
ゆー君の体がたくましくなったり
日焼けして大人っぽくなったからなのかな?

