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彼女は思い通りにいかない
第5章 ~志織の金曜日~週末監禁
寝室までほぼ無言で連れて行かれ、ベッドに押し倒された。
何だか遥斗さんは怒っているみたい。

「は、遥斗さんっ!?」

どこから持ち出したのか分からない手錠を私の手首にかけ、上着を捲る。
ピンクのブラが遥斗さんの目に晒された。
恥ずかしいというよりも驚きの方が勝って瞬きを繰り返すことしかできない。

「志織?さっきのおっさんの3万っていうのは、3万あげる代わりに、こんな風に体を好きにさせろってこと」

「え、そ、そうなの?」

「あ、もしかしてあのおっさんに抱かれたかった?志織はエッチが大好きだもんな」

「やっ、そんなわけない…っ」

「そう?その割りには乳首勃たせてるね」

私を見下ろす遥斗さんの目がぎらりと光った気がした。
高校生だった時とさほど変わらない顔立ち。
だけどその目は紛れもなく男の人のもので。
私は下腹部が甘く疼くのが分かった。



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