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彼女は思い通りにいかない
第5章 ~志織の金曜日~週末監禁
緩めたネクタイを外し、それで目隠しをされる。

「こんなふうにもしかしたら縛られて目隠しされるかもしれないんだぞ」

「や、やっ、遥斗さ…」

暗闇の中スカートの感触が消え、代わりに遥斗さんの手のひらが太股を撫でる感触だけが私を襲う。

「あーでも志織なら悦んで受け入れるんだろうなあ。まだどこも触ってないのにパンツ濡らしてるくらいだもんな」

違う。
それは違う。
だって私に触れてる熱い手が遥斗さんのだって知ってるから。
さっきのおじさんのものじゃないって分かってるから。

「遥斗さっ、ぉねがい…触って…ぇっ…」

「志織はホントに気持ちいいことに弱いんだな。気持ち良くしてくれれば誰でもいいんじゃないか?」

「やっ、そんなことない…っ」

「…どうだか」



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