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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第14章
高校を卒業してから見る事は無かったその姿に、匠海はハトが豆鉄砲を食らった様な表情を浮かべていたが、
紺のハイソックスを纏った脚でベッドに這い登ったヴィヴィは、己の狙いは間違っていなかった事を確認した。
前回「え? やっぱりED?」と疑うほどに役に立たなかった兄のものは、
自分の制服姿を目にしただけで、あまりにも顕著な反応を見せたのだ。
絶頂のキツさから徐々に解れてきた媚肉。
スカートから剥き出しの尻を兄の腰へ押し付ける様に動いてやれば、
粘液を纏ったそこで やわやわ扱かれた匠海は、背後で満足そうな吐息をついた。
「はぁ……っ ああ、ピクピクしてる」
「きもち、いい……?」
枕から顔を上げ微かに背後を振り仰げば、切れ長の瞳を細めた兄がこくこくと頷く。
上半身をシーツに伏せたまま、膝立ちの匠海のそれを出し入れして見せれば、
「なんて可愛いんだろう……っ 真っ白なおしりに食べられてしまう」
そう大げさに感嘆の声を上げた兄に、振っていた腰を絡め捕られた。
「ほら、こっちのほうが疲れないだろう?」
繋がったままベッドに横たわった兄は、後ろ向きで腰の上に乗せた妹に囁きかける。
「うん。お兄ちゃん、もっと食べる」
愛らしく答えた妹は、時折ちらりと背後を振り返りながら、腰の上で跳ね始めた。
スカートをたくし上げながら浅く出し入れすれば、己の淫具で妹を犯している視覚効果に興奮するだろうし、
腰の付け根に尻が触れるほど深く銜え込めば、みっちりとした肉壁に包み込まれる肉体的な満足を得られる筈。
15の時から躰を繋ぎ続けた兄の反応は、今やヴィヴィからしても手に取るように判るのだ。
だから、これ以上無いほど張り詰めた陰茎が、ぶるると震え上がったその瞬間、
立膝を付いた妹の狙い通り、絶頂寸前の匠海は、快楽しか与えぬ暖かな膣内から、空虚な外界へと放り出された。