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どこまでも玩具
第3章 枯らされた友情
「ん………ふぅッ」
形を変えつつある自分のものを見て情けなくなった。
「うわ……起つの早いな」
相手は瑞希を、親友を犯した男だというのに。
その男の愛撫に気持ち良くなっている自分がいる。
グチャグチャ。
下着に滲みた液が音を立てる。
「…んふ……ふあッッ」
「口塞いだ意味無いね。もう少し静かに出来ないの?」
無茶を言う。
オレは射精感を感じて、必死に首を振る。
止めろ。
止めてくれ。
だが、類沢の手は止まらない。
グチュ。
グチュ。
「イけば?」
とても教師の言葉に思えない。
オレは涙目で何度も訴えた。
嫌だ。
絶対嫌だ。
「はぁ、焦れったい」
類沢はそう毒づくと、一気に下着を下ろした。
糸を引くそれの中から現れたのは、だらしなく液を流して上を向く肉棒。
そして、彼は直接刺激を与え始めた。
冷たい指に触れられるだけで腰が浮く。
「んぐ……ッ……ふぅう」
グヂャ。
グチュ。
その音だけでイキそうになる。
「ふうん。瑞希より堪え性があるかもねー」
類沢は感心したように頷くと、スピードを上げた。
さらに爪で先端を引っ掻くので、もう限界だった。
「んんんん――!!」
果てた。
果てちまった。
こんな奴に。
オレは暫く息を整えて、類沢を見る。
せめて睨みつけようと思った。
だが、すぐに目を逸らした。
「あれ? ちゃんと見なよ」
震えが背中を走る。
認めたくない。
クチャリ。
類沢が自分の頬に付いた白い液体を掬い取る。
「教師の顔汚したんだからさ」
有り得ない。
信じたくない。
類沢はそれを首筋に塗りたくった。
ヌルヌルとした感触と共に快感が押し寄せてくる。
「ふッ……んん」
しつこく首を撫でられ、耳を甘咬みされる。
また自分のものが熱を帯びてくるのを感じた。
ピチャ。
「嫌で堪らない? 親友と同じ目に合ってるってのがさ」
鼻の先で舌なめずりをする類沢を殺したくて仕方が無かった。
だが、快感がその思いを許さない。
一瞬、彼の後ろの時計が目に入る。
六時十五分。
嘘だろ。
まだ、五分しか経ってないのか。
震える膝を何とか抑える。
「いきなり怯えてどうした?」
ガリっと太腿を引っ掻かれる。
「がッッ」
全身が仰け反った。
「まだまだなのにね」