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初恋のひと
第2章 変化
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「ん…」

目覚めた美鈴が最初に目にしたのは、自分を抱えるように後ろから伸びている男の腕だった。

状況が全くわからず、頭の中の記憶を探ってみるものの、昨夜店を出て目眩がしたところまでは、はっきり覚えているものの、後は靄がかかったようにうろ覚えで…。

制服を着たままの自分の姿に安堵して、肩口から聞こえる寝息の主を確認しようと抱えられたまま無理やり身体を捻る。

見えた顔は、あの結城くんの顔で………なんで彼がここに?と思いつつ、何だか腕の中が心地良く、またすーっと眠りについた。





「美鈴さん…?」

結城が囁く声に反応はない。

どうやら熱もだいぶん下がったらしく、規則正しい寝息が聞こえる。

昨夜は、「寒い」と震える美鈴に買ってきた薬を飲ませ、抱き締めて横になり、スプーンのように重なったまま眠ってしまった。

量感のある臀部がぴったりと結城にくっついて、痛いほどに朝勃ちしている肉茎を刺激している。

腹部に回していた手をそろそろと上げ、服の上から乳房に当てた。

そっと揉んでみる。

起きる様子はないのに気をよくしてブラウスのボタンを外し、直接触れ、やわやわとその豊かな乳房を揉みしだいた。
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