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官能エッセイ集 ~官能の景色~
第10章 おねだり
『おねだり』


“おねだり”って表現はいいですよね。
“お願い”とも違う、“命令”とも違う。

それをしてくれる可能性が十中八九あって、ただ、それをしてくれる“きっかけ”を相手に与える言葉ですね。

でも、相手に“おねだり”が出来るようになるまで、どれくらい時間がかかるのでしょう?
1回目のデートでは無理ですよね?
2回目? 3回目? 

実は“おねだり”は自分の“好み”を強烈に映し出します。
つまり、自分を“さらけ出す”ことと同じです。

そして、さらけ出すことができるのは、確実に相手がそれを受け入れる自信も持てたときです。

ミチコは対面座位が好きでした。
ひとしきり騎乗位で快感を貪った後、私が起き上がって、彼女を抱きしめます。
騎乗位では彼女は本当に一心不乱に動きます。
もう人が変わったように……。

そうして汗だくになるのが普通でした。
前など、それで膣内が炎症を起こしたみたいで、産婦人科にみてもらいに行ったときもあります。
彼女は普段“家”では、騎乗位はしたことはないと言います。

私は、下半身は結合したまま起き上がり、肩で息をしているミチコの背中に手を回し、支えます。
そして汗だくの背中と頭の後ろを撫でます。
「がんばった、がんばった」
と言って。

彼女は少し吹き出し、笑います。
そのあと、回した腕に力を込めます。

彼女の汗ばんだ胸に、顔をぴったりとくっ付けて。
ぎゅうっと。

彼女は「あぁん」と必ずあえぎます。
そこから、彼女が“おねだり”します。

「あんっ、そのまま乳首舐めて……」

私は言われるまま、一度顔を離すと、乳首に舌を当てます。
唇は使いません。舌だけです。

最初にミチコに言われたのが

「犬みたいに、唾液でべちょべちょになるように舐めて」

でした。

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