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官能エッセイ集 ~官能の景色~
第11章 なりたい自分
いままで、私の女性遍歴ばかり読まされている方には、私は、なんて軽薄なプレイボーイで自信過剰な男なんだろう、と映っていると思います。
でも私は、昔から自分に自信が持てず、自分って何でこんな人間なんだろう、と『自分探し』ばかりに大変な時間を費やしてきた人間でした。
初めて女性を知ったのは20歳だったと思います。
決して早い方でもなく、プレイボーイでもありません。
内心いつも“おどおど”していました。
いまでもそうかもしれません。
でも、何か“仕事を与えられると”とそれなりの結果を出してきました。
それがまた次のレベルアップしたステージに立たされる結果となり、また“おどおど”する自分と向き合うことになり、また自己嫌悪に陥りました。
そんな私の気も知らず、周りの人には、私は“出来る人間”に見えるみたいでした。
そんな私は、何を思ったのか、初めて勤めた仕事(地方公務員)を3年で辞め、単身、海外に旅に出ました。
『自分探し』です。
今思えば若気の至りです。
おどおどしている自分を鍛える為でした。
当時に私には、それは“最優先”の課題でした。
ヨーロッパ、アメリカと回り、日本に帰って来たのは8ヶ月後でした。
日本を出るとき持っていた大きめの登山用のザックは、途中から、小さなショルダーバッグに変わり、頭はぼさぼさ、服はぼろぼろ、帰ったときは、体重も10キロ以上減ってしまいました。
そんな貧乏旅行しながら思い描いた理想象は
『いつか必ず、女と食い物には不自由しない生活をしてやる』という低俗なものでした。
でも私は、昔から自分に自信が持てず、自分って何でこんな人間なんだろう、と『自分探し』ばかりに大変な時間を費やしてきた人間でした。
初めて女性を知ったのは20歳だったと思います。
決して早い方でもなく、プレイボーイでもありません。
内心いつも“おどおど”していました。
いまでもそうかもしれません。
でも、何か“仕事を与えられると”とそれなりの結果を出してきました。
それがまた次のレベルアップしたステージに立たされる結果となり、また“おどおど”する自分と向き合うことになり、また自己嫌悪に陥りました。
そんな私の気も知らず、周りの人には、私は“出来る人間”に見えるみたいでした。
そんな私は、何を思ったのか、初めて勤めた仕事(地方公務員)を3年で辞め、単身、海外に旅に出ました。
『自分探し』です。
今思えば若気の至りです。
おどおどしている自分を鍛える為でした。
当時に私には、それは“最優先”の課題でした。
ヨーロッパ、アメリカと回り、日本に帰って来たのは8ヶ月後でした。
日本を出るとき持っていた大きめの登山用のザックは、途中から、小さなショルダーバッグに変わり、頭はぼさぼさ、服はぼろぼろ、帰ったときは、体重も10キロ以上減ってしまいました。
そんな貧乏旅行しながら思い描いた理想象は
『いつか必ず、女と食い物には不自由しない生活をしてやる』という低俗なものでした。