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官能エッセイ集 ~官能の景色~
第15章 彼女の娘のつぶやき
君が、君……? そして、あなたがパパ……彼女の最初の旦那さん……?
初めて見た彼らに、私は何をどう心の中でつぶやいていいかわからなかった。
でも、楽しそうな二人を見て、安堵した。
卑怯だと思ったが、安堵した。
前に『娘の誕生日に、プレゼント送った』と聞いていたが、その日のツイートにママのことは書いていなかった。
私は長女のツイートの中になにを期待して探していたのだろう?
ママを恨んでいること?
それとも、許していること?
これだけの情報で、娘が彼女をどう思っているか、判断はつかなかったが、別段恨んでいるようには見えなかった。
彼女にはもう昔のことなのかもしれない。
ただひとつ印象に残ったツイートがあった。
パパとケンカした日らしかった。
『はー、朝からケンカ最悪。まだパパだからいいけど、これ結婚してこんなだったら無理だ。結婚できないかも。はー、気分最悪』
『結婚していてもいなくても男と女はこじれるよ。げんに私はママとはもう二ヶ月も話していないんだから(笑)でもお願いがあるんだ、君が結婚して旦那さんとケンカしても話し合って解決して欲しいんだ。話し合えばなんとか解決するよ。本当だ。離婚なんて選ばないで欲しい。君のママは頑固だから、君のパパの話も、私の話も聞こうとしなかった。実は私は君の知らないところで君の人生に関わってしまった。本当に申し訳ないと思っている……』
140字超えてしまったか……。
私は心の中で彼女にフォローしようとしたが、あきらめた。
完
初めて見た彼らに、私は何をどう心の中でつぶやいていいかわからなかった。
でも、楽しそうな二人を見て、安堵した。
卑怯だと思ったが、安堵した。
前に『娘の誕生日に、プレゼント送った』と聞いていたが、その日のツイートにママのことは書いていなかった。
私は長女のツイートの中になにを期待して探していたのだろう?
ママを恨んでいること?
それとも、許していること?
これだけの情報で、娘が彼女をどう思っているか、判断はつかなかったが、別段恨んでいるようには見えなかった。
彼女にはもう昔のことなのかもしれない。
ただひとつ印象に残ったツイートがあった。
パパとケンカした日らしかった。
『はー、朝からケンカ最悪。まだパパだからいいけど、これ結婚してこんなだったら無理だ。結婚できないかも。はー、気分最悪』
『結婚していてもいなくても男と女はこじれるよ。げんに私はママとはもう二ヶ月も話していないんだから(笑)でもお願いがあるんだ、君が結婚して旦那さんとケンカしても話し合って解決して欲しいんだ。話し合えばなんとか解決するよ。本当だ。離婚なんて選ばないで欲しい。君のママは頑固だから、君のパパの話も、私の話も聞こうとしなかった。実は私は君の知らないところで君の人生に関わってしまった。本当に申し訳ないと思っている……』
140字超えてしまったか……。
私は心の中で彼女にフォローしようとしたが、あきらめた。
完