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宵闇
第15章 溺れる


不意に身体を起こした葉月くんは私の足元に向かって後ずさりする。
そのまま両足を掴まれ、M字に開かされた。


「やぁんっ!」


恥ずかしさに隠したままの顔。
ああ……と葉月くんが溜め息に似た声を漏らす。


「ここ……濡れてよけいに透けてる。
琴音のやらしいとこ丸見え」

「やだ言わないでっ……!」


恥ずかしくてどうにかなりそうだった。
呼吸が勝手に早くなる。
葉月くんは黙ったままだ。
私の、透けて見えるというそこを凝視されているのかと思うと、それを想像しただけではあはあとさらに息が荒く乱れる。


「……足、閉じちゃだめだからね」


やがて聞こえてきたその言葉の直後、ショーツの上端がぐっと引っ張られた。
布でそこが押される。
敏感なところも擦られ、あ……! と声が出てしまった。


「形まではっきりわかるな……」


呟きながら、くいくいっとさらに引っ張られた。


「やぁっ……!」


布の刺激が────。


うう、と唇を噛んで声を我慢しようとしたとき、とうとうそこを葉月くんの指が押してきた。
ひゃっ! と反射的に腰が逃げる。
けれど指は離れずについてくる。
蜜穴を押すようにさすられる。


「……すごい。なんかこの下着やらしすぎ」

「……っ……!」

「透け具合がほんと卑猥」


葉月くんの言葉の方がいやらしい──そう口にしようと唇を開いたのに


「────っやぁあん!」


出てきたのは、そんな悲鳴のような声。
だって葉月くん、一番敏感なところをショーツの上からぐりっと押したから。
そしてそのまま、くりくりとそこを集中的に弄り出したから。


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