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宵闇
第16章 囚われる


「────っ……!」


それを迎えて弓なりに反った私の身体がびくびくと痙攣した。


息が。
息ができない────。


深くて長い、たまらないほどの快感。
しばらく続いたあとに残された、余韻と脱力感。
身体に力が入らず、足が横へと倒れそうになった。
葉月くんがそれを支える。


そして。


「やぁっ……まって……!」


息も絶え絶えに訴えたけど、葉月くんはまた動き始めた。
待てない、と呟くように言いながら。


「や……! だめえ……っ……!」


半端じゃない快感がまた、私を襲う。
敏感になっている身体は少しそうされただけでまた、すぐにいってしまいそうになる。


かき回される私のなか。
奥を。手前を。


「だめっ、だめ……や……ああん……!」


またいく────!


そう思った瞬間、身体がまた絶頂を迎えた。


「……あ、ああ……あ……」


ひくひくとそこが痙攣してる。
葉月くんにも伝わったのか


「……またいっちゃった? 
ああ……すごいよ琴音……」


そう呟いて大きく息を吐き、またすぐに動き出した。


「やあっ……!」


──そうやってそれからも何度もいかされた。
そのうちに意識が朦朧としてきた私はだんだん何がなんだかわからなくなってきて。
しまいには乳首を捻られただけで身体が激しく痙攣してしまうほどだった。

何をされてもたまらなくて。
すべてが気持ちよすぎて……もしかしたら何か叫んでしまっていたかもしれない。


……ああっ、また、くる────!


「やあ……っ、いくっ……いくうっ……!」


そう声をあげた直後、一際激しい絶頂が私を襲った。


頭が真っ白になる────。


そのまま、もう。
私はそれ以上もう何も……わからなくなった────。





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