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キスの花束を
第4章 拒絶と決意
電話は着信拒否した。
メールも・・・

ツカサから何か聞いてるかもしれない啓は
何かを言いたそうだったけど、何も言ってこなかった。

啓、ごめん。
結果的にあんたの大事な弟を泣かせることになったのかも・・・
警告されたのにね。
ごめん。

仕事は集中した。
ツカサの事を頭から追い出すために仕事に集中するしかなかった。

あれから1週間がたって、そろそろほとぼりも冷めたかな?
ってころ、
明日香と飲みにいこうと会社を出たところで
ガードレールに寄りかかってるツカサがいた。
ツカ・・サ・・・

ツカサは私を見つけると
ガードレールから腰を上げて
私が近づくのを待っていた。

目を合わせないように・・・・
足を止めないように
必死にその場から離れようとした。

「おい!ヤリ逃げオンナ!」
「なっっ・・・」

ツカサの売り言葉に思わず振り向いた。
「ヤリ逃げだろ?」
「・・・・」
「楽しかった?ドウテイとのぎこちないセックスは?」
「・・・」

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