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キスの花束を
第4章 拒絶と決意
「なぁに?紗江子ちゃん、啓の弟君、食べちゃったの?」
ニコニコとふんわり顔で笑う明日香が怖いよ。
明日香・・・笑うところじゃないから・・・
「ちょっと・・・ここ会社の前。いい加減にしてよ!」
「なら、なんで俺の電話もメールも出ないんだよ!
本当にヤリ逃げだろ?」
「分かったから!大きな声で言わないでよ!」
「なら、しっかりヤリ逃げした理由を話してもらうからな!」
「分かった!分かった!」
私はツカサを引っ張ってとにかくタクシーに乗った。
「明日香ごめん!埋め合わせはまた今度!」
といったら
「うん。詳しい話楽しみにしてる!」
と、ニヤリと笑われた。
タクシーの中で二人ともが無言だった。
「運転手さん、そこの門で止めてください」
「なんで、私の家なのよ・・・」
「だって、誰にも聞かれたくないだろ?
紗江子さんがいたいけな童貞の高校生をヤリ逃げしたって」
「わ~わ~わ~~~!」
運転手さんがバックミラー越しに私たちをみたから!!!
私のマンションに私より先に入って
部屋の前で手を出される。
「なに?」
「かぎ」
ツカサの手に鍵を乗せると
ツカサはドアを開けて私を通してくれた。
「――ん!!!!」
玄関に入るなり、いきなりツカサに抱きしめられ
キスをされた。
ニコニコとふんわり顔で笑う明日香が怖いよ。
明日香・・・笑うところじゃないから・・・
「ちょっと・・・ここ会社の前。いい加減にしてよ!」
「なら、なんで俺の電話もメールも出ないんだよ!
本当にヤリ逃げだろ?」
「分かったから!大きな声で言わないでよ!」
「なら、しっかりヤリ逃げした理由を話してもらうからな!」
「分かった!分かった!」
私はツカサを引っ張ってとにかくタクシーに乗った。
「明日香ごめん!埋め合わせはまた今度!」
といったら
「うん。詳しい話楽しみにしてる!」
と、ニヤリと笑われた。
タクシーの中で二人ともが無言だった。
「運転手さん、そこの門で止めてください」
「なんで、私の家なのよ・・・」
「だって、誰にも聞かれたくないだろ?
紗江子さんがいたいけな童貞の高校生をヤリ逃げしたって」
「わ~わ~わ~~~!」
運転手さんがバックミラー越しに私たちをみたから!!!
私のマンションに私より先に入って
部屋の前で手を出される。
「なに?」
「かぎ」
ツカサの手に鍵を乗せると
ツカサはドアを開けて私を通してくれた。
「――ん!!!!」
玄関に入るなり、いきなりツカサに抱きしめられ
キスをされた。