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キスの花束を
第6章 待ち伏せと不機嫌
「おかしいな」
体重が目標の数字になり
明日香からやっとツカサに会っていいとOKが出た。
ツカサに「会える?」とメールを送ったのに
返事がない。
定時まで待ったけど
返事がないから仕方なく、明日香と啓と飲みに来た。
「紗江子ちゃん。ビールは2杯までだよ!
せっかく痩せたんだから!」
「分かってるって」
「今日は司君に会いに行かないの?」
「うん・・・メールで連絡が取れないんだよね」
そんな私たちの会話に
明らかに聞こえないふりを決め込んだ啓がいた。
「啓。何か知ってるんでしょう?」
明日香のそんな脅しに
いつもなら口を割る啓も
「知ってるけど、言わない」
と、頑として無言を押し通した。
「司にも同じことを言われたけど。
紗江子と司は男と女だろ?恋人だろ?
二人の問題は二人が解決するべきだ。
俺が入れば簡単なのかもしれないけど
それって、なんか違うと思う。
紗江子の事が知りたかったら直接聞けって司には言った。
だから紗江子にも同じことをいう」
うん。
その通りだね。
啓に助けてもらうのは違う気がする。
「分かった」
確かに分かったんだけど。
さて。どうするか・・・・
体重が目標の数字になり
明日香からやっとツカサに会っていいとOKが出た。
ツカサに「会える?」とメールを送ったのに
返事がない。
定時まで待ったけど
返事がないから仕方なく、明日香と啓と飲みに来た。
「紗江子ちゃん。ビールは2杯までだよ!
せっかく痩せたんだから!」
「分かってるって」
「今日は司君に会いに行かないの?」
「うん・・・メールで連絡が取れないんだよね」
そんな私たちの会話に
明らかに聞こえないふりを決め込んだ啓がいた。
「啓。何か知ってるんでしょう?」
明日香のそんな脅しに
いつもなら口を割る啓も
「知ってるけど、言わない」
と、頑として無言を押し通した。
「司にも同じことを言われたけど。
紗江子と司は男と女だろ?恋人だろ?
二人の問題は二人が解決するべきだ。
俺が入れば簡単なのかもしれないけど
それって、なんか違うと思う。
紗江子の事が知りたかったら直接聞けって司には言った。
だから紗江子にも同じことをいう」
うん。
その通りだね。
啓に助けてもらうのは違う気がする。
「分かった」
確かに分かったんだけど。
さて。どうするか・・・・