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キスの花束を
第2章 添い寝とデート

「私が、不倫してたから?
ほかの男に散々遊ばれた体だから?」
「―――違っ」
「何が違うのよ。だからこんな状況なのに抱かないんでしょう?」
「・・・・」
めちゃくちゃ言ってるって分かってる。
けど、1度口から出た言葉は止め方を知らないかのように
次々とあふれ出た。
「私、そんなに魅力ない?
抱きたいと思えないほど魅力ない?だから捨てられたの?
だから、奥さんを妊娠させたの?
ね?奥さんとエッチしてないってベタなうそつかれて
私馬鹿みたい? 本当にそんなこと信じてたのかよ?って笑っちゃう?」
「・・・・」
「何とかいったら? 不倫だったんだろ?
どうせ相手にとっては浮気だよ。って思ってることをいったら?」
「・・・・」
しばらく私の泣きながらの愚痴を黙って聞いた後
私の愚痴が止まった時に
「紗江子さん。気がすんだ?」
「!!!」
と、小さく苦笑いながら聞かれた。
「紗江子さん、飲んでるときも、ずっと兄貴と明日香さんに強がってたけど
ずっと泣きそうな顔してた」
「・・・」
「だから、俺が紗江子さんを抱きたいとかじゃなくて
今日は一人で泣きたいのかなと思って。俺、そのまま帰ろうとしたんだよ」
「・・・・」
「おいで。俺が抱きしめてあげる。
今日は俺がずっと一緒にいてあげるよ。我慢しないで泣いちゃいな」
「・・・ばか」
ほかの男に散々遊ばれた体だから?」
「―――違っ」
「何が違うのよ。だからこんな状況なのに抱かないんでしょう?」
「・・・・」
めちゃくちゃ言ってるって分かってる。
けど、1度口から出た言葉は止め方を知らないかのように
次々とあふれ出た。
「私、そんなに魅力ない?
抱きたいと思えないほど魅力ない?だから捨てられたの?
だから、奥さんを妊娠させたの?
ね?奥さんとエッチしてないってベタなうそつかれて
私馬鹿みたい? 本当にそんなこと信じてたのかよ?って笑っちゃう?」
「・・・・」
「何とかいったら? 不倫だったんだろ?
どうせ相手にとっては浮気だよ。って思ってることをいったら?」
「・・・・」
しばらく私の泣きながらの愚痴を黙って聞いた後
私の愚痴が止まった時に
「紗江子さん。気がすんだ?」
「!!!」
と、小さく苦笑いながら聞かれた。
「紗江子さん、飲んでるときも、ずっと兄貴と明日香さんに強がってたけど
ずっと泣きそうな顔してた」
「・・・」
「だから、俺が紗江子さんを抱きたいとかじゃなくて
今日は一人で泣きたいのかなと思って。俺、そのまま帰ろうとしたんだよ」
「・・・・」
「おいで。俺が抱きしめてあげる。
今日は俺がずっと一緒にいてあげるよ。我慢しないで泣いちゃいな」
「・・・ばか」

