この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ひよこと野獣
第13章 野獣 武志のけじめ
「せ……んぱ…」
みるみるうちに涙が陽菜の目から溢れた。
嬉しいのか悲しいのかどっちの涙かは分からないが、今は抱き締めてやることさえできない。
「だけど我慢できずにゴムをつけずにやってしまったんだろう?娘の恋愛に口を出すような親にはなりたくないが、これからは我慢しますっていうのは信用できないな」
「お父さんっ!それはっ…」
言いかけた陽菜を俺は手で制した。
陽菜は自分が挿れたからだと言いたいんだろうが、それでもすぐに抜かなかったのは自分の弱さが招いた結果だ。
弁解する余地はない。
「せめて……陽菜が卒業するまで、そういうことをするのを待てるか?」
「はい!待てます!」
「君もそうだが陽菜もまだ幼い。もしどちらかに他に好きな人ができても私は責めたりはしないよ」
「はい……ありがとうございます」
陽菜に別の男ができる。
それはありえないことではないと俺も思う。
陽菜はまだまだ狭い世界でしか生きていないのだ。
これからいろんな人と会っていく中でそういうことが起こってもおかしくない。
みるみるうちに涙が陽菜の目から溢れた。
嬉しいのか悲しいのかどっちの涙かは分からないが、今は抱き締めてやることさえできない。
「だけど我慢できずにゴムをつけずにやってしまったんだろう?娘の恋愛に口を出すような親にはなりたくないが、これからは我慢しますっていうのは信用できないな」
「お父さんっ!それはっ…」
言いかけた陽菜を俺は手で制した。
陽菜は自分が挿れたからだと言いたいんだろうが、それでもすぐに抜かなかったのは自分の弱さが招いた結果だ。
弁解する余地はない。
「せめて……陽菜が卒業するまで、そういうことをするのを待てるか?」
「はい!待てます!」
「君もそうだが陽菜もまだ幼い。もしどちらかに他に好きな人ができても私は責めたりはしないよ」
「はい……ありがとうございます」
陽菜に別の男ができる。
それはありえないことではないと俺も思う。
陽菜はまだまだ狭い世界でしか生きていないのだ。
これからいろんな人と会っていく中でそういうことが起こってもおかしくない。