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ひよこと野獣
第4章 ひよこ 陽菜の困惑
「何で言わなかった?」
先輩が手のひらを撫でる。
「何でこんなになるまで黙ってんだよ。言えばいいだろ?何が嫌だったんだ?手を繋ぐことか?」
「違っ!違います!」
「じゃあ何だ?言わないとわかんないだろ?……もしかしてあれか?電話か?」
涙を溢しながらも必死で頭を横に振った。
だけど多分先輩は今ので気づいてしまったと思う。
「他の女からの電話には出るなって言えばいいのに」
「そ…なこと言えな……」
「……浮気OKのこと気にしてんのか」
黙ったままの私の上で先輩がため息をついた。
呆れたよね?
嫌になったよね?
もしかして今日でお別れなのかなぁ…
先輩が手のひらを撫でる。
「何でこんなになるまで黙ってんだよ。言えばいいだろ?何が嫌だったんだ?手を繋ぐことか?」
「違っ!違います!」
「じゃあ何だ?言わないとわかんないだろ?……もしかしてあれか?電話か?」
涙を溢しながらも必死で頭を横に振った。
だけど多分先輩は今ので気づいてしまったと思う。
「他の女からの電話には出るなって言えばいいのに」
「そ…なこと言えな……」
「……浮気OKのこと気にしてんのか」
黙ったままの私の上で先輩がため息をついた。
呆れたよね?
嫌になったよね?
もしかして今日でお別れなのかなぁ…