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ひよこと野獣
第1章 野獣 武志の苦悩
「で?用件は?」
大きな欠伸をしながら起き上がる。
シャツは皺だらけになっているが気にしない。
「私と付き合ってください!」
「……一応俺は人間だぞ?」
「……知ってますよ?」
「人間とひよこは付き合えねえだろ?」
「だからひよこじゃなくて陽菜ですってば!」
ほっぺを膨らませながら怒る姿はどう見ても子どもで色気のある付き合いなど到底できそうにはない。
そもそも俺の好みは大人の女だ。
年下は範囲にすら入ってなかった。
「何で俺なんだ?イケメンなら他にもわんさかいるだろ? 」
「私は武志先輩がいいんです!おっきくて守ってくれそうで、かっこいいじゃないですか!」
ふーん。
そんなふうに思ってんのか。
悪くはねえな。
俺がひよこの頭をわしゃわしゃ撫でるとひよこは照れ臭そうに笑顔を見せた。
大きな欠伸をしながら起き上がる。
シャツは皺だらけになっているが気にしない。
「私と付き合ってください!」
「……一応俺は人間だぞ?」
「……知ってますよ?」
「人間とひよこは付き合えねえだろ?」
「だからひよこじゃなくて陽菜ですってば!」
ほっぺを膨らませながら怒る姿はどう見ても子どもで色気のある付き合いなど到底できそうにはない。
そもそも俺の好みは大人の女だ。
年下は範囲にすら入ってなかった。
「何で俺なんだ?イケメンなら他にもわんさかいるだろ? 」
「私は武志先輩がいいんです!おっきくて守ってくれそうで、かっこいいじゃないですか!」
ふーん。
そんなふうに思ってんのか。
悪くはねえな。
俺がひよこの頭をわしゃわしゃ撫でるとひよこは照れ臭そうに笑顔を見せた。