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ひよこと野獣
第5章 野獣 武志の誤算
「陽菜」
呼べば涙を溜めながら包帯をくるくると巻く手を止めて俺を見上げてくる。
気づかなくても愛しかったのに、気づいてしまえばもうどうしようもないくらい気持ちが込み上げてくる。
「俺の手首をその包帯で縛れ」
「……え?」
「いいから早く!」
不思議そうな顔をしながらも陽菜は言われた通りに俺の手首を後ろ手に縛った。
きつめに縛らせほどけないように固く結ばせる。
「ど、どうしたんですか?」
「……あいつらに何された?」
「…っ!そ、それは…」
「陽菜、俺のこと好きか?」
「好きですよ?」
「俺で消毒してやる」
意味が分かったのか陽菜は顔を真っ赤にした。
「しょ、消毒って…」
「大丈夫だ。セックスはしない。ただあいつらが触ったとこを舐めるだけだ」
呼べば涙を溜めながら包帯をくるくると巻く手を止めて俺を見上げてくる。
気づかなくても愛しかったのに、気づいてしまえばもうどうしようもないくらい気持ちが込み上げてくる。
「俺の手首をその包帯で縛れ」
「……え?」
「いいから早く!」
不思議そうな顔をしながらも陽菜は言われた通りに俺の手首を後ろ手に縛った。
きつめに縛らせほどけないように固く結ばせる。
「ど、どうしたんですか?」
「……あいつらに何された?」
「…っ!そ、それは…」
「陽菜、俺のこと好きか?」
「好きですよ?」
「俺で消毒してやる」
意味が分かったのか陽菜は顔を真っ赤にした。
「しょ、消毒って…」
「大丈夫だ。セックスはしない。ただあいつらが触ったとこを舐めるだけだ」