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もしかしたら
第4章 高校
昼休みになった。


午後の部は二時からだ。


それぞれ教室で弁当を食べて空いた時間は


他の文化祭の催しを見てまわる。


僕は何故か同好会の練習部屋に向かっていた。


誰もいないだろうとドアを開けたら、そこに谷がいた。


「あっ~ビックリした」


「恭吾君」


谷は慌てて起き上がった


「うん、午前の部お疲れ」


「おつかれさまー」


「どうしたの?」


谷は畳の部屋の隅で横になっていた。


「ちょっと寝ようかと・・」


「そっか、昨日も練習してあまり寝てないのか」


「うん」


「ゆっくり寝て、まだ二時まで時間あるから」


壁に架かってある時計を見て出ていこうとしたら


「あの」
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