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もしかしたら
第4章 高校
「目が冴えちゃった・・時間までいよ」


僕はドッキとした。谷の目が眠さか何かトロンとして


色っぽさが出ていた。


フラフラと谷のそばに近づく。


「いいのか?」


谷の横に座る。


畳の冷たさがヒンヤリ心地よかった。


人は何かやり遂げた後何か興奮状態が続くらしい。


僕らはそんな感じだったかもしれない。


「でもちょっとは寝たほうがいいよ」


僕は寝ころんだ。


「そうだね」


谷もまた寝た。顔を見合わせる。


「服きがえてる」


「ふふ、ずっと劇の鶴姫の格好じゃ~ね」


手を谷の肩にかけ、引き寄せた。


「あっ」

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