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ダディisサディスト
第10章 妻と夫
「頼む…夜は別々に寝てくれないか…」
そんな―――――…
私は、【りほ】ちゃんの名刺を…見せたことに…
後悔をしていた――――…
違う…こんな結末を予想なんてしてなかった――――…
夫は…ため息を残し…立ち去ろうとする―――…
「まって―――――…」
「…お前には…感謝している…
もう、風俗には行かない――…
だから…そっとしておいてくれ」
パタン―――――――…
と…夫は、言いたいことだけ言い…リビングを出ていった…
私は―――――…
一人…リビングに残され…
まって――――……っと…
心の中で呟くしかなかった…
勝手に解決したような…口ぶりの…夫…
いつも…事後報告の……
夫の…逃げ―――――――…
……私と夫に―――…
元々…差なんて無いのに――…
プライド――――…
だろうか…男は、女より立派な肩書きがないとダメ…とか…
ふふふ…ハハハ…
貴方と私は……
史朗の父親と…母親…って…だけじゃ…だめなの?