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第22章 涙と笑顔

「おはようございます。
社長は…社に戻られました…
ナツさん…大丈夫ですか？」



ナツの返事がなかった――…




「―――――…お風呂…入れますよ？」




ナツは――――…返事の無いまま…


ベッドを抜け出し―――…



浴室に向かった―――――…




ナツの顔は…青白く――…


私は…
声をかけることが出来なかった…












浴室から…
シャワーの音が聞こえ…



―――――…



ガシャガシャ…と…なにかを倒す音がした――――――…












ｺﾝｺﾝ…

私は浴室のドアをノックし…




中を覗く―――――――…





「…カミソリは…
そこには有りませんよ……」





私は…あの顔をした奴隷が…



何をするか――――――…



知っている―――――…